明日13日から1ヶ月程上海に行ってきます。
30年来交流のある中国登山協会(CMA)からの依頼で、
2025年末までの3年間、上海クライミングチームのヘッドコーチに就任することとなりました。
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これまで、シンガポールチームなど1ヶ月程の短期指導は有りましたが、3年間と言う長期間ははじめて。
年間6か月は上海に滞在し指導すると言う契約(基本的には1ヶ月中国に滞在したら1ヶ月日本に戻って来ます)。
ヘッドコーチとして長期に渡って他国のクライミングチームを見るのはおそらく自分が日本人として初めてとなります。
今回はナショナルチームを指導する訳ではありませんが、
日本のイメージで言うと、東京都のヘッドコーチとかそんな感じです。
(それでも上海は2000万人都市。東京の倍の人口がいる巨大都市でクライミング人口も爆発的に増えてきています)。
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何故、依頼されたかと言うと、
中国では日本でいう国民体育大会みたいなスポーツイベントが毎年開催されていて、
各省や特別区が順番に担当して開催しているそうです。
そのスポーツ競技会の2025年の開催都市が上海にあたり、
開催地域は何が何でも優勝しなければならないと言う、まさに日本の国体と同じ状況。
その為に膨大な予算もあるそうで、今回外国人コーチの招集が提案され、私が呼ばました。
実際行って見ないと生活面を含めて不安要素も多いですが、呼ばれたからには全力で取り組みたいと思っています。
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当初は4月から行く予定でしたがコロナ後中国入国が非常に難しく、
特に長期に及ぶ為、就労ビザが必要でその取得自体も以前より難しく何度も書類の再提出などがあり渡航が伸び伸びになってしまいました。それでも各所方面の協力を経て就労ビザの中でもRビザと呼ばれる、国家が必要とする高度人材ビザの取得できました!
ビザの申請でトラブっている間にも多くの仕事の依頼も頂きましたが、その殆どを断るしかなく多くの皆さんにご迷惑をおかけしました。
(ただ4ヶ月も仕事を入れられなかったので、各地で岩場の開拓等はできました)。
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ずっと行きっぱなしではなく1ヶ月ごとに日本に戻ってくるので、
タイミングが合えば日本での仕事の依頼を受けますので、これまで同様に連絡を頂ければと思います。
取り合えず次回帰国は8月中旬予定です。