中国通信13 上海クライミングジム1

今月13日に日本に戻って来ました。

上海チームに携わって1年ちょっと、中国滞在日数も合計で6か月程,

だいぶ中国の生活にもなじんできました。

自分の住んでいる所は中心部から1時間半程離れているので、

まだまだ中心部の都会は詳しくないですが。。。

せっかく上海に拠点もあるので上海のジムを少しづつ紹介したいと思います。

今回はその1回目として2件ほど紹介します。

自分が一昨年オファーを受けた当時は上海にはジムが70件程度。

上海ではジムを開業するにあたって上海スポーツ局に営業許可申請を出す必があり,

その申請ジム数が2024年現在で90件を超えたとのこと。

まさにジムラッシュ。

90件と言ってもジムの内容はピンキリでちゃんとした施設はその半数程度だとは思います。

ただ、ここ最近はどれもちゃんとしたジムです。

先ず1件目に紹介するのはPONGO。

上海を代表するボルダージムの老舗。

なんとオーナーは日本人。

開業当時の上海には古いジムしかない中、

日本的なラインセットで風穴を開けたジムだそうです。

ジムの入り口は細い裏路地の団地の奥。

古い倉庫を利用して作られていて、

狭いながら壁の配置などは上手く考えられている。

セッターも岡野氏を中心に毎回日本人を呼ぶなど課題の質も安定している。

高さが低いのが若干気になりますが上海には珍しいまぶし壁も。

自分的にはこのまぶし壁が一番面白い。

かなり利用されて登り込まれてる感じがホールドを見ただけで伝わってきます。

(中国のウェーブサイトは上手くリンクできないので簡単な場所のイメージを貼っておきます)。

2件目はクライムファクトリー。

上海では一番規模が大きなリード、スピード、ボルダーの総合ジム。

高さは18m。巨大な大型倉庫を綺麗に改装した欧米風なジム。

比較的大きなショップも併設していて、

かなりのお客さんで賑わっている。

特にオートビレイで楽しめる壁が充実しているので、

ロープジムの少ない上海で人気が出るのは当然かも。

ボルダーは2か所の島ボルダーにコンペ的な課題が設定されていて、

1ヶ月を目途にどこかが変わっている感じ。

中2階にはトレーニング施設も充実している。

ホールドも今風なメーカの最新作が充実している。

特に中国ではどのジムに行っても目にする、

フェイゾンホールドと呼ばれるオリジナルホールドもこのジムのオーナーが手掛けている。

施設内に猫ちゃんもいます。