中国通信㉒ 杭州 黄尤洞ボルダリングエリア

なので最近は休みの日にボルダーに行く日が増えてきた。

ただ残念なのは休みはあっても連休にならないので遠出ができないのと、

上海近郊にはあまり登る場所(特にリードエリア)がないのが非常に残念。

取り合えず今回は最近行っている杭州にある黄尤洞(ファンロンドゥ)を紹介します。

黄尤洞は杭州市内の中心部にあるボルダーエリア。

上海市内からも高速鉄道使って1時間半程。

ちょうど日本でいえば関東なら御嶽、

関西なら北山公園とかそんな感じで気軽に行ける。

エリアはメインエリアと湖側のエリアの2か所。

メインエリアは小さいながら強傾斜の壁に初段以上が5,6本ある。

(御嶽の忍者岩が一つあるイメージ)

岩質はチャートに近い感じ。

近くの洞穴の中に残置マットも3,4枚あって手ぶらでもなんとかなる。

もう一つはメインエリアの尾根を挟んだ反対側。

(観光名所で有名な西湖側の斜面にある)

ボルダーは写真2枚目の感じ。

自分は散策しただけで登ってないけど易しめが殆ど。

写真3,4枚目は遊歩道の尾根沿いにある岩。

幾つかすごい形状の岩が転がってるが、

いつもすごい数のハイカーや散歩の人達が歩いてるので登ったら怒られそう。

こんな山の中でも至る所に監視カメラもあるし。

課題はチャート特有のカチを繋ぐ感じで面白いが課題数が少ない。

中国人は岩にそれ程ラインを引かないのか、

自分が貧乏性で岩を見てると自然とラインが見えてくるのか分からないが、

メインエリアの左に地面を掘り起こせばいい感じに登れそうな部分が。

やっぱ開拓ってことで、

木の棒使って1人ひたすら地面を掘って5本程のラインを設定してみた。

幾つかやってみたがどれもV10以上はありそう。

多分出来たら人気出そうな予感。

シーズン的には夏以外、特に秋から春先にかけてがベスト。

夏は暑いのとものすごい蚊がいるので不快。

チャートなので晴れてても結露で登れなかったり、

ホールドがしけっぽい事が多いので、

冬の乾燥した時期以外は何日か晴天が続かないと登れない可能性がある。

メインエリアまでは地下鉄出口から15分程。

以下はアプローチの詳細。

駅のC改札口を出て1,2分歩いて黄尤洞寺院に続く参道へ。

途中売店やトイレを過ぎると突き当りが広場になっていて、

午前中は毎日おばちゃん達が踊ってる。

そこから左奥に見える黄尤洞寺院の入り口脇の小道を進むと竹林の階段状の遊歩道に。

しばらく登って突き当りのY字を右に進むとすぐ小さな広場に出る。

広場からは右奥に続く踏み跡へ。

最初の分かれ道を左に登るとすぐにメインエリアにつく。

PDFの写真付きトポがあるが、

自分は貰い物なので出所は不明。

とにかく上海から近いんで是非。

高速鉄道も片道1,500円位なんで交通費もメチャ安いです。

続く。