
上海に戻って1か月がたちました。
今年最初の滞在は中国の正月明けにあたる2月4日から。
中国の正月は旧暦換算で毎年日にちが変わるので日程管理が大変。
しかも、中国人にとって正月は最も重要なイベント。
正月(春節)期間は皆田舎に帰って家族に会わなくてはいけない(マスト)。
今年は期間中延べ90億人が異動したとか。


上海市内に出向いてみたが新年を祝う人でごった返してた。
そして、
自分が住んでる地区では花火と爆竹が至る所でやってて全く眠れない程。
凄かったです。

正月明けには地元セッターによる壁のセットが終わっているつもりで来てみたが、
皆正月休みで田舎に帰ってしまいセッターを手配できなかったらしい。
急遽2週間かけて自分一人で12aから 13dまで20本程のトレーニングルートを作成する羽目に。
それでも、地元セッターに頼むよりは全然いい壁に仕上がって自画自賛です。



2月後半からは選手もフィジカル施設から戻って来ていい感じにトレーニング再開。
これで夏頃迄きっちり鍛えられる。
さらにメンバーの女子選手が今年のナショナルチームのリード選手に選ばれたので4月の中国大会も楽しみ。



予定していたスピード壁の増設は正月前には終わっているという話だったが、
やはり春節で人が集まらず正月明けからの工事となったようで、
セットしてる隣はカオス状態でした。
中国の壁建ては日本と比べてパネルごとに溶接を繰り返しながら基礎を作るというやり方。
かなり効率が悪そう。


セット期間中の選手はと言うと、
上海体育局から指定された市内郊外にあるスポーツ専門施設で昨年同様フィジカルトレーニング。
なんと1月中旬から1か月間。
自分はフィジカル(筋トレ)だけでなくクライミングを取り入れた筋肥大的なトレーニングを指示したが、
施設に壁がないという理由で筋トレのみ。
ほんと中国のスポーツ界は筋トレ重視。
自分的にはもちろん必要だとは思うが補助トレーニング位のイメージ。
(こっちは筋トレの方がウエイトが高いんじゃないかっていう位どのスポーツも凄い)



今回使用した施設は上海に2か所ある体育施設の一つで、
ボートとかバスケ、サッカーなどのベース施設。
日本の女子クラブサッカーチームも冬季合宿でしばらく滞在してた。
それにしても各競技に外国人のフィジカルコーチが招集されていたのが印象的。
さすが中国はスポーツに金をつぎ込んでるのが良くわかる。
1日だけ視察を兼ねて行ってきたが、
写真のボート競技施設は先が見えない程広大で鬼教官が電動バイクでメガホンもって追いかけてたり、
最後の写真はバスケットチームの一コマでコーチは外国人。
凄いの一言。



滞在期間中は天気が悪く杭州のボルダーも2回程しか行けず。
たまには旅もということで中国滞在中に一度は見たいと思ってた西安の兵馬俑を見に。
流石世界遺産。
こんなのが紀元前前に作られたとは驚きです。
続く。