中国通信㉗ 河北省コンペティション

5月2日から6日まで中国河北省で行われた国内コンペに行ってきました。

北京からほど近く空港から車で1時間半程。

クライミング施設は公園のど真ん中に鎮座してる。

壁はバカでかく岩山?をモチーフにしたまさにオブジェと言った感で、

とにかく発想が凄いというかこんなの作っちゃうんだって感じ。

(ボルダー、リード、スピードの壁以外にも裏面には偽岩壁などもある)

先ず選手受付後にはテクニカルミーティング。

日本だと国体くらいしかこんなのやらないから新鮮。

個人戦ではあるものの各省が競い合うので中国版ワールドカップと言った感じ。

競技は先ずはリードから。とにかくデカい。

登ってる選手は豆粒くらいにしか見えないし、

付いてるホールドの終了点付近で20m位。

自分達の上海チームからは3名の男子が参加。

2名は残念ながら予選落ちするも一人は予選トップ通過で決勝をゲット。

ボルダーは自分達のチームは惨敗でした。

当初河北省に来る時会場は野外だと聞いていたので雨が降っても大丈夫か?

と聞いいたらこの時期はこの地域は雨が降らないからとの答えが。

実際にはピンポイントで狙ったかの様に女子決勝開始直前に大雨。

中国人の言うことは当てにならない。

雨対策は全くされてないのでプランBという発想がないのか?

何とか小雨になったので水をかき出し壁からの染み出しをふき取るなどしてなんとか決行できた。

ボルダーでも女子ではリーメイニの圧勝。

表彰式の様子。

中国も弱年齢化が進んで入賞者は全員十代半ばから後半にかけての選手。

会場のクライミング施設は大会以外には一切使われていなくて、

普段はホールドすら付いていないとの事。

市民の憩いの場って感じ。

勿体ないですね。

会場には四川省のトントンのプライベートコーチを引き受けて帯同してきた田中君も。

彼とは深く話したことが無かったのでゆっくり話すことができて良かった。

自分の後に続く世界に進出するコーチが出てくるのは嬉しいですね。

因みに選手個人とではなく現時点で中国国内チームと契約している外国人コーチは自分以外にロシア人3人、韓国人1人。

さて次の大会は6月20日に浙江省紹興。

それまでは自分はいったん日本帰国です。

続く。