
毎年恒例のチームの夏合宿。
海外とかもっと環境の良い所で登り込みたいとずっとリクエストしてきたが、
結局許可が出ずに今年も浙江省で合宿することに。





先ずは前回投稿した紹興市の大会会場近くに近日オープンすると言うジムへ。
このジムはオーナーが息子の為の練習施設として作ってしまったとの事。
セッターも岡野氏などが招聘されて課題が作成されていた。
写真では伝わりにくいけど16mのリード壁で傾斜の構成が素晴らしい。
(4段折れで多分出だし110度、125度、140度、上部が120度って感じ)
オープン前にもかかわらず近隣のユース選手がわんさかやって来てた。

オーナーは他にも事業をやっていているので、
ジムは子供の為だから利益は出なくてもいいみたいな事を言ってましたが。。。
これを作ってしまうとは!
毎日スイカの差し入れありがとございました!




次は約1か月滞在した恒例の浙江省チームのベース施設へ。
こちらに移ってからの1か月は日本の梅雨のような天気で、
台風も来たりと高温多湿で超不快な毎日。
浙江省チームはロシア人コーチを招集していて、
自分達の滞在中にもロシア人セッターを呼んできたりと、
登る課題には事欠かない感じでトレーニングできたのは良かった。


勿論フィジカルも。
横では浙江省スピードチームがとんでもない筋トレの日々。
今回の世界ユースヘルシンキ大会へも中国代表にこのチームから4名も招集。
他にも大人には女性オリンピアも所属している。
とにかくスピード王国で筋トレメニューがやばい。
ずっと横で見て来たんで中国のスピードチームが何やってるか気になる方は個別にでも連絡でもください。


昼間は暑くて登れないんでリードは夜。
因みに2枚目の写真はこの施設(寧波市のスポーツ学校)で将来スピード選手を目指す子供達。
小学生低学年位からの子から所属していて全員親元を離れて寮生活。
毎日朝から晩までスピードの練習をしている。
日本では考えられないですね。


たまに寧波市内のグレードがぶっ飛んでるロックプラスに行ったり。




他にも市内の私立学校内にあるリードとボルダー施設に行ったりと、
何とか40日に渡る合宿が終わりました。
8月末に帰国予定ですがこの後は上海に戻って自分達のベースでトレーニングは続きます。
施設にエアコンが入ったとの事で快適になってるか少し楽しみです。

夏休みとか長期休みが終わったら午前中は学校の授業が入るけど、
基本的には週2日休みでトレーニングする感じ。
トレーニングメニューは週ごとに上海体育局にも提出しないといけないんで、
選手に自由はないです。



最後に江蘇省無錫市でユース大会が開催されて、
チームの一人がボルダーで初のメダルゲット!
中々成績が出なかった選手なんで自分の事のように嬉しい!
まだ14歳ですが。
続く。