
少し前になりますが、前回投稿の四川省成都でのセット後にパンダを見てそのまま夕方便で北京へ。
案件は成都から継続してプレイマウンテンの高橋さんから頂きました。
今回訪れたジムは北京のオリンピック公園の中にある超広大な北京TOPジム。
元々植物園だった建物を4億円?の総工費をかけて地下を掘り下げて拡張して3階建てに。



ジムは正式にはオープンしてまだ1か月。
強傾斜のリード面がないのは少し残念ですが広大なリード壁と、
1階には1周60m以上ぐるりと回れる上級者向けボルダー。
2階にも同様のやや初心者向けのボルダー壁、
そして3階には同様規模のキッズ向けのボルダー壁が!
とにかく広い!
設備も立派で1階のボルダー壁の上部には液晶パネルで広告が流れたり、
SUBWAYが併設されていたり、
野外はマイナスでも室内は半袖で十分な空調等々、
凄いの一言。

さらに、
北京の冬は寒くて外は登れないが、
野外にも巨大なリード壁が!


今回まず2日間はリードセット。
10c,10d,11,ā×2本,11,b,12,ā,12b,12,dの8本を設定。
高さが15mあるので1日4本ペースの急ピッチ作業。
中々ハードなセットでしたが、
コンペでたまに見たことがある江蘇省チームの高(ガオ)君の手伝いもあって無事に2日で終わらせました。


リードセット後は3日間だけ上海に戻ることに。
上海登攀クラブの面々とのクライミングも最後なので、
自分の開拓している蘇州の天平山へ皆を案内して楽しんでもいました。。
その後は再びとんぼ返りで北京へ。
今回はなんとボルダーコンペのセットを5日間。
MAXと一緒と聞いていたので少し安心してたらMAXが来るのは2日後!
課題数は決勝合わせて60本との事でとにかく一人で黙々と課題を作成して、
取り合えず2日間で28本を設定。

3日目からはMAXが来てくれた。
なんと心強い事か!
一般の大人向けのコンペなのでそれ程難しい課題作成の必要はないが、
半面の30mの中に60課題を入れ込まないといけないので、
ホールドの残量を見ながら配色したり課題の調整等々、
最後はパズル状態で頭もフル回転でした!



(中々いい感じで予選は盛り上がってました)。
今回の大会は来年広州で本選が行われる中国国内予選会の一つ。
本選の大会は大規模で優勝賞金もすごいらしく中国版ノースフェースカップみたいな感じらしい。
北京のこの大会には106名の選手が参加して2つのカテゴリーの男女上位者が本選へ。
決勝は見れてませんがリザルト状では上手く決着がついてた。
それにしても自分の作った課題を打ち込む選手の姿は最高にかっこ良いですね。
改めてボルダーセットも面白いと感じました。

実はこのコンペに先立ちMAXは1週間前にこのジムのリードコンペセッターとして参加してからの再びの北京入り。
で、リードコンペは大失敗だったらしく共同オーナーの王さんからは、
「今回はちゃんと頼むよ」との超プレッシャーが。
結果、今回のボルダーは上手くいった感じなので、
次回また来てくれ!と言ってもらえてました。
美味しい北京ダックも頂きありがとうございました。
続く。
