先ずは1週間程1人で先入りして既存のホールドを外して19本のルートを投入。
久しぶりのルートセット。
高さは20m。それにしても被ってる、ルーフの張り出しが半端ない。
作業車も16mまでしか上がらなくて中々作業が大変。
この施設は2016年に世界大学選手権が開催された施設で、
普段はクライミング部の学生が使用したり、
大学主催のクライミング教室が開催されていてものすごい数の子供達が来ていた。
体育館の中の壁には地元のセッターに頼んで2週間ごとに40課題程を投入。
選手トレーニング用なので日本で言う2級以上しか設定はなし。
しかし、7月に入って梅雨が明けたらなんと室内のエアコンが故障!
サウナ状態の中でトレーニングするはめに!
それでも午前中の涼しい時間帯を使って、
インターバルとオンサイトで毎日3時間は追い上げさせます。
リードは昼間は激熱なので日が陰った夕方から。
合宿なんで前腕がちぎれる位まで追い上げていきます。
毎日少しずつ強度や内容を変えて出し切らせるように追い込むので、
選手達は終わり頃には倒れ込む感じ。
とにかくリードはどれだけ出し切って登り込んだかであきらかに結果が出る。
これ間違いないです。
だけど、数登るだけじゃなくその内容が重要!
日本でもここがわかってない指導者や選手が多いかな。
勿論フィジカルトレーニングも週3回3時間。
ウェイトもかなりの重量です。
(日本じゃ殆どやらないですがこちらは肉体を鍛えるのが当たり前)
休みは週2日。
それにしても中国の大学は広い!
写真では分かりにくいですがここは公園じゃないです、大学内です。
広さは2㎞×2.5㎞程。端は見えないです。
巨大な池があって普通に釣りしてる学生がいたり、
移動もどこに行くにも距離があるので大学内は自転車か電動スクーターで移動。
ノーヘルで2人乗り、傘さし等なんでもありな感じ。
余談ですが中国の大学に入学したら基本どんなに家から学校が近くても寮生活だそうです。
その為学校内には40棟ほどの学生寮が立ち並んでいて数万人が生活しています。
医療施設やスーパー、
学食内には数十件の飲食店等があり一つの街の様な感じ。
寮は日本の林間学校のイメージで2段ペットと机があるだけ。
大学生は4人の共同部屋で4年間。
大学院生になると2人部屋で2年間。
(写真手前の綺麗な建物が大学院生用、奥の低い建物が一般学生用)
大学生にもなってプライベートがない生活は日本では考えられないですね。
取り合えず自分も今回はこの1ヶ月はチームメンバーとの共同生活です。
続く。