中国 天津NEWジムデザイン

中国滞在最終日の17日、北京の隣の大都市天津へ。
新幹線で30分の距離。

日本企業も多く集まる天津は、家賃相場などは北京の半額程度だと言う。
ここに来年3月にオープン予定のジムの壁デザインを請け負わせていただいた。

北京は雪だがこちらは雨。
少し海も近いからか?

事前に日本から送ったスケッチアップで何度もやり取りを重ね、
再度現場を見て練り上げます。

中国にはまだ独立したタワーボルダーがないらしく、
気に入ってくれている。

現場では日本との壁つくりとは全く違っていて見ていて面白い。
基本構造は壁裏はベースの柱以外もすべて鉄骨を溶接しながらの組み上げ。

べニアの基本サイズも日本サイズの90×180とは違い
100×230とかなりの大型サイズが基本との事。
壁の建設費は日本のD氏やI氏に頼んでもおそらく同じくらいだった。

彼らも曰く、ぜひ日本の壁建屋に来てほしいと。
セッターだけでなく壁建屋もどんどん海外進出してほしいですが、
就労ビザの問題や日本で手慣れた材料が手に入るか等、幾つか問題をクリアしないと。

今回は4人の出資者でジムを出店するとの事。
中国では共同経営が一般的で、出資金の割合で単純に利益を分配するらしい。

来春にはこの外の空き地のスペースにリードウォールも増設したいとの事。

次回のリードウォールのデザインについて色々打ち合わせるが、
問題は野外で、完璧な雨天対策はできないとの事。
建築費は木材パネルの方が安くつくがFRPでないと長持ちしないかも。
FRPだともしかしたらデザインに制限も出るかもしれないのでその辺も打ち合わせる。

中国には単純な壁の組み合わせが多いらしく、今回は見た目にかなりこだわり設計させてもらう。
ボルダースペース自体は20m×18mと広くはないが、自分のアイディアを存分に注ぎ込みました。

夕方の北京からの帰国に間に合わせるため、わずか3時間の滞在ながら次回の打ち合わせなどこなし任務終了。
オープンが楽しみです。